セラミックは素材自体が変色しないだけではなく、衛生面でも優れており、表面に汚れや着色がつきにくいため長期的に見た目も美しく、虫歯や歯周病の原因となるプラークも停滞しにくく、土台の歯を健康に保つことが出来る点も大きな特長です。
セラミック自体の寿命はなく、欠けたり割れてしまうことがない限り半永久的に安定した状態で使用できます。
ですが、「セラミックを入れたら一生持つ」とは限らないのです。
【セラミックの歯の寿命を短くしてしまう原因】
①歯ぎしりと食いしばりの癖がある
②噛み合わせの不具合が起きているのに放置する
③お口の中の衛生状態が悪い
歯ぎしりや食いしばり、噛み癖などでご自身の歯がすり減り、セラミック部分に強い負荷がかかるようになってしまうケースもあります。
噛み合わせが悪いままで放置し、セラミック部分に負担がかかり割れてしまうこともあります。
確かにセラミックは虫歯のリスクは低いですが、歯と被せ物の境目をしっかりと磨いておかないと、歯ぐきの腫れや出血など、歯肉炎の症状が起きやすくなります。
また年齢を重ねるにつれ、歯肉炎から歯周炎のリスクが高まってしまいます。
歯周炎になると歯を支える歯槽骨が吸収されてしまい、歯がグラグラになって抜け落ちてしまうことがあります。
毎日の歯磨きはもちろんですが、セラミックを長持ちさせる最大の秘訣は、定期的なメンテナンスです。
歯科医院で受けるメンテナンスは、ご自身では取り除けないプラークをキレイに取り除き、歯と歯ぐきの状態を改善させることができるのです。
せっかく装着したセラミックを長持ちさせるためにも、毎日のケアと歯科医院でのメンテナンスはきちんと受けるようにしましょう。