症例

リテーナーの下は歯石がいっぱい

リテーナー(保定装置)とは

歯を動かす矯正治療が終わった後には、リテーナーという装置を装着します。

歯並びは一度矯正治療できれいになっても、ゆっくりゆっくりと元の位置にもどろうとします。

そのため、ワイヤーなどの装置で歯並びがきれいになった後に戻らないようにするための装置が必要になります。

 

 

リテーナーは大きく分けて2つの種類があり

①取り外し式リテーナー

取り外し式のリテーナーは、お食事や歯磨きの時は外していただきます。きれいに清掃することができ、歯も装置も清潔な状況に保つことができます。

 

②固定式リテーナー

固定式タイプのリテーナーは「フィックスタイプ」とも呼ばれており、直接細いワイヤーを歯の裏側につけます。

裏側に装着するので、正面から見たときには目立たず、また取り外すこともないので楽です。

しかし、ワイヤーの裏側に汚れがたまりやすく、歯石が付いてしまいやすいです。

 

 

固定式リテーナー(歯石除去前)

歯石とは、プラーク(歯垢)を放置した結果、それが石のように固まった塊のことです。

非常に硬い塊で、普段の歯磨きで除去することは困難です。

 

そのまま放置しておくと接着剤がはずれることがあり、後戻りすることもあります。

 

上からフロスを入れることがあまりできないため歯ブラシを細かく動かして一本一本丁寧に磨き、

間に入りそうであれば歯間ブラシを通したりし、取りきれない部分は歯科医院の専用機械で落としてもらいましょう。

歯石除去後

ワイヤーの周りのプラークコントロールが不良となるため、虫歯や歯肉炎のリスクが高まります。

そのため歯科医院での定期的なクリーニングが必要となります。

プロフェッショナルクリーニングは専用の機械により、超微細な炭酸水素ナトリウムのパウダーと水をジェット噴射で清掃。

細部の汚れや、着色・歯石を短時間で除去します。

痛みもほとんどありません。

1回:¥8800

施術時間:30~40分程度

処置回数1回
処置費用¥8800