テトラサイクリン歯とは、テトラサイクリン系抗生物質により変色した歯をさします。
歯の形成期(0~12歳頃)にこの抗生物質を大量にとると、副作用として歯の変色が起きます。
写真のように歯の色が灰色がかっていたり、縞模様があったりするのが特徴です。
テトラサイクリン系の抗生物質は、かつて風邪薬のシロップに使われており、日本では昭和40年代に多量に使われていました。そのため、この年代に生まれ育った人にはテトラサイクリンで変色した歯が多く見られます。
そして、ブラッシング圧が強く歯の根元がすり減っているので歯の色と同時に歯の根元のすり減りも改善するために、ラミネートベニアで治療いたしました。
ラミネートベニアは、歯の表面を0.2mm~0.5mmほど削り、歯科用接着剤で貼り付けることで、色や形、大きさ、すき間を改善する方法です。
イメージとしては“つけ爪”に近い感覚となります。テトラサイクリン歯ではホワイトニングで改善されないケースの治療によく用いられます。
ホワイトニングでは落とせない歯の変色も、ラミネートベニアならキレイにすることが出来ます。
特にテトラサイクリン歯の治療の場合、歯の着色が透けて見えないよう、色を遮断する働きを持った接着剤を使用し、白く明るい色になるように仕上げていきます。
・クリアラミネートベニア
リスクや副作用について
・保険適用外です。
・少量ですが歯の表面のエナメル質を削る必要があります。
・使用できない部位があります。
・強い衝撃などでまれに割れたり欠けたりすることがあります。
通院:2回程度
処置回数 | 2回程度 |
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処置費用 | ラミネートベニア1歯¥98000(税込み¥107800) |