術前
歯肉のラインが下がっている、歯の根元の黒ずんでいるのが気になるとのことでご来院されました。
基本的に、歯茎が黒い歯の治療法は差し歯に使われている金属を非金属に変えることが中心になります。
●歯の根の土台をファイバーコアに変える
歯の根っこの土台を保険の金属の土台から、グラスファイバーの白い心棒へ変えることによって、金属イオンの象牙細管へ溶け出すのを止めることが出来ます。
●差し歯の内側に金属が使われていない差し歯に変える
差し歯を内側に金属が使われているものから、オールセラミッククラウンのような金属を全く使用されていないものに変えることによって、金属イオンが歯茎に溶け出すのを止めることができます。
また長年、歯茎が黒ずんでいた場合、土台や差し歯を変えても歯茎の色がすぐには改善しない時もあります。
その場合は、歯科用レーザーを使用して、歯茎の黒い色素を取り除く処置を併用します。
術後
歯茎の黒い色素がほぼ完全に取れ、きれいな歯茎に戻りました。
ほとんどの方は、差し歯の周りの歯茎の色が黒くなるのが普通だと思って諦めていらっしゃる方が多いと思います。
しかし、原因を取り除くことによって、差し歯の周りの歯茎の色や状態を改善することが可能なのです。
リスクや副作用について
・保険適用外です。
・強い衝撃などでまれに割れたり欠けたりすることがあります。
処置回数 | 2回から5回程度 |
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処置費用 | セラミッククラウン1歯¥130000(税込み¥143,000)ファイバーコア1歯¥10,000(税込み¥11,000) |